雑草女の日々の雑感

そのへんの雑草女の雑感です。適当に流してください。

アナログレコード始めた記録

 

※ド素人の雑記です。

レコードプレーヤーを中古で購入した。

メーカー型番を記載するのは控えるが、これを選んだ理由はとにかく見た目が好みだったから、というのに尽きる。レコードに関してはガチの初心者なので、メーカーごと、プレーヤーごとの音質の特性とかは正直全然知らない。

使い始めてあれこれ試したくなったときに中古なら割り切れそうだなと思い、これをお迎えするに至った。


これが我が家にやってきた当日、説明書を見て、一行目で頭の中が「???」になった。ガチ初心者には難しすぎる。

同じ説明文を行ったり来たりしながら、アームを水平にしたり、カウンターウエイト?針圧調整リング?アンチスケ?とかなんか色んな数字を、自分がいま何のために何をしているのかわからない状態のまま調整した。

息切れしながら「まあとりあえずこれでいいのでは……見た目的に」とスピーカーに繋いで、再生する。あれ、音が鳴らない。鳴ったと思ったら曲というより雑音て感じ。壊した?

そんなのを5回ほど繰り返し、ストレスは募る一方だが音は依然として変なままなので「もとからプレーヤーが壊れてるに違いない、販売元に突き返してやる」と頭に血を上らせていたところ、見かねた夫が手伝ってくれた。一発でちゃんと曲が流れた。

再生できた喜びよりも先に、自分のリテラシーの低さに絶望した。私がやっていたことは何ひとつ正しくなかった。1番酷かったのは、ターンテーブルに45回転レコード用アダプターをつけたまま33回転レコードをその上に乗せて「なんかすごいガタガタする!」と言いながら針を落として再生しようとしていたこと。今自分で思い返しても、あれは呆れを通り越して哀れだった。


とはいえ一晩寝れば大抵のストレスは消え去るので、翌日は朝から晩まで心ゆくまでレコードを再生して楽しんだ。

しかし聴きながら少し違和感を覚えた。少し再生速度が遅い気がする。

ネットで色々調べ、プレーヤーの裏側の穴にドライバーを突っ込んでグリグリやると速度を調整できるらしいことを知った。

なるほど確かに速度が変わる。が、ほんの少しグリ…と動かしただけでかなり大きく変わってしまうため、これにもまた超絶微細な感覚が必要で、「ほぼ正確な速度になってきたな!でもどうせなら完璧にしたい!」と欲を出すと調整前よりも速度がおかしくなったりする。ほどほどに適当なところで手を引くのがちょうど良いということを学んだ。そうだよね。アナログだもんね……。


とにもかくにもスピードも合ったし、これでようやく快適レコードライフを送れるかと思いきや、数日経って再び問題が発生した。

今度はターンテーブルから異音がする。とんでもなくうるさい。再生している曲に被せて、キュロロロロロロ!という音がする。

よくよく聞いてみると音の出どころはプーリーと呼ばれる箇所だった。回転中、伸び切ったベルトがプーリーに触れるときに異音が鳴っているような気もしたし、モーターそのものから鳴っているような気もしたので、再びネットであれこれ調べて新しいベルトと潤滑油を買ってみた。


潤滑油が先に届いた。プーリーの、なんとなく音を発していそうなところに数滴垂らして馴染ませてみる。全体的にオイル切れな感じがしたためセンタースピンドルとかいうところにも適当に薄く垂らした。キュロロロロ!という南国の鳥の鳴き声みたいな騒音は、これでひとまずしなくなった。

ということで原因はモーター部分でありベルトではなかった(?)ようだが、翌日ベルトも届いたのでついでに取り替えておいた。新しいベルトと比べると、元々ついていたベルトはやはり伸び伸びだった。

 

これでようやく、本当にようやく快適レコードライフが始まった。

……と思ったのにやっぱりこれでは終わりませんでしたね。

中古だし、いつどんな問題が出てくるかわからないよな〜とベルト交換後に呑気に思っていたがまさか秒でまた謎音が出るようになるとは。今も鳴ってる。うける。しかもどんどん回転速度が遅くなって音が低く歪んでいく。

もはや、これ以上この機械に対して原因究明する気力はない。

短期間でこれだけ世話の焼けることが起こるとなんだか愛着が湧いてきちゃうな、これからも愛でてあげるからねと綺麗な感じで締めくくるつもりでこのブログを書き始めたのに、無理だった。さっき返品手続きをした。

手間はかかるものの返金はされるのでタダでターンテーブルの構造やらパーツやらを勉強させてもらえたと考えれば全然いいのだけれども、ちょっと、いやそこそこモヤるかな……。

早速明日別のメーカーの新しいレコードプレーヤーを見に行く。