この冬を無事乗り切った者もいれば弱ってしまった者、星になった者もいる。大まかな記録。
●フィカス
バーガンディ、ルビー、ジン、アポロは生育は止まったが健康体のまま。特にアポロはかなり冷え込むまで外に出していたのに微動だにせず。彼らの共通点は夏場の炎天下でムキムキ成長した強者達であるということ。夏のうちにしっかり体力を蓄え、冬を難なく乗り切った。最近の春めいた暖かさで徐々に新芽が動き始めている。
夏の途中にやってきたウンベラータ、室内組のデルトイデアは寒さに当たりすぎて葉が黄色くなった。今後の復活を期待。
アルテシマ、ティネケ、バンビーノは夏に迎えた直後からずっと調子がすぐれず、寒さに耐えきれずに葉を落としてただの棒になった。生きているのかどうか定かでない。
ペティオラリスは寒さ又は乾燥で何枚か葉を落としたが、そろそろ新葉が開きそう。
●サトイモ - フィロデンドロン
バーキン、ホワイトナイト(室内組)は下葉が茶色くなったが新葉をスローペースで出し続けている。
セロームは室内に取り込んだ秋口からほぼ姿が変わっていない。葉色はやや落ちた。
ダイソー産クッカバラは夏であろうと冬であろうと一生小さい葉を出し続けている。雑草にしか見えない。
●その他サトイモ
斑入りモンステラは下葉がやや黄色くなり斑の部分が茶色くなった。動きは止まっているが新葉がスタンバっている気配がある。
コロカシアの愉快な仲間達は雪が降っても金魚トロ舟に放置していたせいで地表に出ている葉が完全に枯れた。土の中の芋がどうなっているのかはわからないが、星になっている可能性が高い。小芋達は屋内に避難させたが遅かった気がする。一応今後も様子を見る。
ドラゴンスケールとゼブリナは下葉が枯れたり色が落ちた。室内管理だが、窓際は寒かったらしい。
オーガスタは葉が乾燥気味になったもののほぼ見た目は変わらず。途中まで出かかっている新葉が再び動き出してくれるのを待つ。
レギネはかなり長いあいだ寒風に晒されていたにも関わらず全く葉が傷んでいない。やはり夏場に直射日光を浴びていた者の体力は尋常でないらしい。
●多肉
綴化サボとリプサリスは1ミリを姿を変えていない。
ハオルチアのひとつは日々目まぐるしく葉色を変えているが(茶ばんだり緑に戻ったり)、最近花芽をびょんびょん伸ばし始めたので元気なのだと思う。その他のハオ達も花芽スタンバイを確認。特筆すべきは黒オブツーサ。冬の間よく日の当たる自室に放置していたら一粒一粒の葉がひと回りふた回り大きくなってムチムチになっていた。
アロエは自室のエリナケアがやはり知らぬ間に大きくなった。先日夫が植え替えたラモシシマは、改めて見ると樹形が惚れ惚れするほど格好良かったためリビングの一軍観葉として専用ラグの上に鎮座し、特別扱いを受けている。
実生アガベは今のところ脱落者なく順調に生育中。
サンスベリアは微動だにせず。
●その他
万年室内組のオルビフォリアは最近新葉がシュルシュルと出てきた。冬場の乾燥でやや葉色がくすんだ。
割とギリギリまで外に出していたリュウビンタイは室内に入れてから復活し、今朝見たら新葉が伸び始めていた。水が切れるとすぐに葉が垂れ下がり、水をやると1時間後にはピンと立ち上がる。意思表示がはっきりしていて大変ありがたい。
エバーフレッシュも同様で、水が欲しいサインが明らかなので助かる。秋口からずっと室内管理。生育は止まったが無事に冬を乗り越えている。
ツピタンサスは下葉から黄色くなった。寒さと光量不足。
●星になった者
フィカス・ベンジャミン 死因:寒さと水切れ
ザミア・フロリダーナ 死因:水切れ
コルジリネ・チョコレートクイーン 死因:水切れ
ソフォラ・リトルベイビー 死因:水切れ
●新たにやってきた者
フィカス・パルメリ
ディッキア
アロエ・青々錦
ハオルチアがいくつか
絶対に漏れがあるが大体こんな感じか。根腐れを恐れて水やりを控えすぎたために、いくつかの植物を枯らしてしまったのがこの冬一番の反省点。
全体的な所感として、夏に屋外で日の光を浴びて逞しく育った者は冬の寒さにも強いんだなと感心した。室内組はもやしっぽさが否めない。今年の育成の参考にしたいと思う。